香港スイーツで温まる
811薑汁撞奶(ギョンチャップチョンナイ)
まろやかなミルクの風味の中にピッタリと生姜のアクセントが効いた、身体が温まるホットデザート。材料は牛乳と生姜と砂糖だけ。沸騰した牛乳に砂糖を溶かし、牛乳が90~95℃くらいになったらあらかじめ絞っておいた生姜汁に注いでかき混ぜ、固まるまでちょっと待つだけ。と、シンプルな作り方なので、家庭でも簡単に作ることができる。ちなみに寒天やゼラチンを入れていないのに固まる仕組みは、生姜に含まれるプロテアーゼという酵素と牛乳のたんぱく質との化学反応によるもの。冷えきった身体に染み渡るスイーツだ。
番薯糖水(ファンシュトンソイ)
香港で伝統的スイーツといえばこの番薯糖水。レシピは至ってシンプル、サツマイモを砂糖やしょうがと一緒に長時間グツグツ煮込むだけという、家でもお手軽に作れる一品。サツマイモは香りも味もリッチな黄色いものを使うのが最も理想的。生姜の量は好みに合わせて調整しよう。砂糖は東南アジアや中華デザートによく使われる、茶色の分厚いスラブシュガーを使ってみよう。金色の輝きが食欲をそそる。うまみたっぷりのスープを演出してくれる。特に風邪をひいた時に試してほしい、甘くて温かいデザートだ。
薑湯圓(ジョントーンユウ)
ほんのり甘い生姜風味の温かいスープに白玉のような白い団子が入った「姜湯圓」(湯丸とも表記される)。湯圓の白い団子(圓)は小いながらも中に甘い餡が入っている。いくつか種類がある中で、香港で最もポピュラーなものは黒ごま餡の「芝麻湯圓」だろう。黒ごまをふんだんに使った黒餡は熱々で、これまた身体が温まる。砕いた落花生が入った「花生湯圓」も人気。落花生の食感と甘さが、生姜の「ちょいピリ」スープと相まって香港の冬の味覚を実感できる。これらは香港市民に広く親しまれており、夕食タイムが終わったくらいの時間帯には、すでに満員の老舗甜品店の店先に順番待ちの人々が溢れる光景もしばしば見られる。家で作るなら市販の団子を用いると至って簡単だ。中くらいの鍋にお湯を沸かし、団子を入れたらくっつかないよう軽く混ぜる。団子を入れると湯の温度は下がるので、再び沸騰したら1/2カップの差し水をする。この順番を2、3回程度繰り返し、茹で上がったら温かいお湯やシロップに浮かべて召し上がれ。
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