スタッフコラム

2022.01.19

スタッフコラム

冬のローカルグルメ①打邊爐/火鍋

打邊爐(ダァピンロー)みんなで囲めば温かい!

中国では1000年以上の歴史を持つと言われる「火鍋」。現代の「火鍋」は、種類だけで100種類以上おり、中でも広東省の海鮮鍋、蘇州地域の菊鍋、湘西の犬肉鍋、重慶の毛肚鍋、上海の什錦鍋などが有名。また、地域ごとの食文化も現しており、例えば台湾の客家人は、主に新年の7日目に鍋を食べる風習があり、具材には、セロリ、ニンニク、ネギ、パクチー、ニラ、魚、肉の7品目が欠かせないなど、一口に「火鍋」と言ってもその内容は多種多様。そんな中、今香港のどこかしらでも火鍋がグツグツと湯気をたてているといっても過言ではないだろう。ネットで検索すれば、いつでも火鍋レストランを見つけるのに苦労することはない。とは言え、やはり寒い季節の火鍋は格別だ。


香港人が「打邊爐」と呼ぶ火鍋を好む理由は二つある。一つは人とのコミュニケーションに最適な食事スタイルだということ。人々は会社の同僚達、友人、家族や親戚達など、大勢で一つの鍋を囲み、思い思いに鍋をつつき、飲み、語り、笑う。あまり近しくなかった人同士も、一緒に「打邊爐」すれば打ち解けた関係になれることだろう。


もうひとつは「健康的な食事」と認識されている、ということ。鍋料理は揚げ物料理に比べヘルシーで、具材の旨味や栄養素はスープに溶けてさらに美味しくなる。サラダでほど量を摂れない野菜類でも、火鍋なら様々な種類をたくさん食べられるというもの。ふだん野菜不足に陥りやすい香港での食生活ではありがたい存在だ。


基本的には日本の鍋料理と似ている火鍋だが、香港のレストランで食べる火鍋はそのバリエーションの多さに驚かされる。スープは魚、鶏や豚骨ベースのもの、薬膳スープ、サテー味、四川風の麻辣味などから自由に選べるタイプの店が多く、真ん中を仕切った鍋(鸳鸯鍋)で2種類の味を同時に楽しめる火鍋レストランが主流だ。具材は日本の鍋とは比べものにならないくらい多種多様。牛、羊、豚、鶏などの肉類や魚介類はもちろん、野菜も日本では鍋の具材としては馴染みの薄いクレソンやレタスなど種類豊富。そしてフィッツシュボールや餃子・雲吞・豆腐や湯葉の揚げたもの、魚皮、ソーセージやランチョンミートなど、香港独特と言える具材も一般的だ。「なんでもござれのごった煮」のようだが、これはこれで意外な美味しさを発見できることも多い。


つけだれや調味料は各自で調合出来る店も多い。醤油・ラー油・酢などをベースに、ネギ・ニンニク・唐辛子・パクチー・生姜・タコの実などをお好みで組み合わせ、自分だけの「オリジナルつけだれ」のレシピを開発してみるのも楽しいだろう。


 

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