香港ならではのスーパーマーケット『街市』
人が集まれば市が立つ。香港が香港と呼ばれるようになる前から、この地には人々が住み、中でも現在の神界地区の北、粉嶺や元朗、大埔などには古くから人が集まり、物の交易の場、「墟」が成立していた。香港島や九龍半島にほとんど人が住んでいなかった時代からだ。1842年、アヘン戦争によって英国がここ植民地とすると、香港島には早くも市場が出現。当初は「市集」と呼ばれたこのマーケットは衛生環境劣悪で、伝染病などで多くのの英国人が命を落としたという。このため植民地政府はこれを管理し、衛生について新しい制度を立て直そうと、「街市」の概念が生まれた。文字通リストリート・マーケットだが、路上の市場を衛生管理の行き届く建物内に集約しようというものだ。
1850年に中環(セントラル)に「中環街市」ができ、以後今日に至るまで香港の各エリアに作らてた「街市」は政府系、民間のものを合わせて180以上。収容されている生鮮食料品店は約2.700軒にのぼる。現在も元々の「ストリート・マーケット」スタイルの路上市場は各「市政大厦」の街市の周辺や大埔、元朗、旺角、北角の春秧街、筲箕湾の東大街などに残るが、セントラルの嘉咸街(グラハムストリート)のように缩小、あるいは消え行く傾向にある。
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