『2021年』ウシと中国文化には長く深い関係が・・

『2021年』ウシと中国文化には長く深い関係が・・

ウシと中国文化には長く深い関係がある。新石器時代後期、紀元前3000年から2000年ごろにかけての黄河中・下流域の竜山文化の遺跡からはウシやヒツジなどの家畜を飼育していた跡から出土例があり、ウシは西方から中国に伝わったらしい。紀元前1500年ごろからの殷の時代に入ると、祭祀のためにウシをいけにえに棒げた跡が確認できる。また、牛骨が占いや、甲骨文を記す目的で用いられた。そして、戦国時代には宗教行事だけでなく農耕にもウシが用いられ始める。特に水田を耕すには、泥の中を歩きやすい身体のウシが重宝され、水耕が盛んな南方では欠かせない存在となっていた。ウシに引かせる犂（すき）をはじめとする農具は唐代の時点で、すでに近代の水準にかなり近づいていたのだそう。ウシによる農耕は1980年ごろまで盛んに行われたが、機械化によって次第にすたれた。しかし、現代中国でも多くの牛が飼育され、牛乳や牛肉、牛皮など人々の生活に利用されている。


 

丑年のめでたい文句

Niu   qi   chong   tian

牛   气     冲     天

「天を突くほど力強い牛並みの気勢で行こう！」

niu   nian   ru    yi

牛    年    如    意

「丑年は思うがまま！」

niu   nian   zhuang   niu   yun

牛    年      撞     牛   运

「丑年に大変な幸運がやって来る」

 

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