中国香港輸出額 23年は5%増の見通し

中国香港輸出額 23年は5%増の見通し

昨年12月、中国香港貿易発展局（HKTDC)は、2023年の中国香港輸出額が前年比5%増加すると予測した。関連物流業務は来年2～3月に正常化する見通し。


HKTDCは年初、22年通年の中国香港輸出額を8%増と予測していたが、下方修正を重ね、最終的に今回の予測に至った。1～10月の輸出額は前年同期比4.4%減だった。


HKTDCの研究部門責任者は「新型コロナウイルス対策として導入された大陸との間の越境貨物トラックの通行規制は、当初7月以降に緩和されると見込んでいた」と説明。実際に規制が緩和されたのは12月で、政策効果が出るのは来年3月以降との見方を示した。


22年10～12月期の香港輸出関連企業の景況感を示す「輸出指数」は29.7%と、前期から3.1ポイント低下。景気判断の分かれ目となる50を大きく下回った。主要輸出市場の景気後退リスクや、中国香港への渡航が正常化していないことが懸念材料となった。


 

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