中国都市住民の意識調査 節約·貯蓄志向強まる

中国都市住民の意識調査 節約·貯蓄志向強まる

中国メディアが10月13日までに伝えたところによると、中国人民銀行(中央銀行)がこのほど発表した「2022年第3四半期の都市部預金者アンケート調査(50都市の2万人対象」では、消費について「支出を増やした」と答えた人の割合が22.8%と、前期から1.0ポイント低下した。一方「貯蓄を増やす」と答えた人の割合は58.1%と、0.3ポイント低下したものの、50%を大きく上回り、所得や雇用の一段の悪化に備えようとする意識が強いことがうかがえる。


景気への先行き不透明感や厳しい新型コロナウイルス対策による雇用環境への不安を背景に、都市部住民の家計防衛意識が強まっている。


有価証券や生命保険など金融商品への投資を増やしたいと回答した人は19.1%と、1.2ポイント拡大した。預金金利の低下が続く中、金融商品への投資が注目されている。


雇用環境については、45.2%が「厳しい状況にあり、新しい仕事を探すことは困難」と答えた。収入状況は「変わらない」との回答が69.7%。第4四半期の物価予想は、「上がる」が28.1%「ほとんど変わらない」が52.1%だった。不動産価格予想は「ほとんど変わらない」が56.6%、「下がる」が16.3％となった。


 

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