中国南部の豪雨被害 経済損失100億元

中国南部の豪雨被害 経済損失100億元

中国メディアが6月21日伝えたところによると、中国南部で今月中旬以降続いた豪雨で河川の氾濫や土砂災害などが発生し、150万人が被災した。経済損失は100億元(約2200億円)以上。広東省と福建省では18日までに少なくとも13人が死亡し、7人が行方不明となった。
中国指折りの景勝地である広西チワン族自治区東北部の桂林市では桂林市で河川の警戒水位を大幅に超え、1998年以来の大洪水が発生。19日から市街地が水没し、鉄道ターミナル駅構内も浸水した。市街地の一部では大人の腰から胸の辺りまで水位が上がり、多くの景勝地が閉鎖したほか、公共交通機関が運休。学校も休校となった。

 
地元当局によれば、同自治区内のここ1週間の平均降雨量は152ミリに達し、特に桂林市、賀州市、柳州市に集中。桂林市郊外の累積降雨量は700ミリ。潯江や西江、桂江、柳江など自治区内を流れる22の河川にある37カ所の水位流量観測所で警戒水位を超える洪水が発生した。一部の観測所では70年ぶりの最高水位を記録した。

 

 

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