中国の新工ネ車販売、内燃エンジン車抜く
中国メディアが伝えたところによると、中国の4月前半の乗用車販壳台数は、電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV)など新エネルギー車が従来型ガソリン車やディーゼル車を初めて追い抜いた。各社が激烈な値下げ競争を繰り広げた結果、新エネ車は内燃エンジン車市場をさらに浸食し、中国の乘用車市場で主流になる見通しだ。
業界团体の中国自動車工業協会がまとめた4月1~14日の乘用車販壳台数は、前年同期比11%減の51万6000台。前月同期比では3%減となった。しかし、新エネ車販売は前年同期比32%增の26万台と大きく伸びた。前月比でも2%増となり、市場シェアは初めて半数を超えた。
中国政府は、2035年の国内新車市場における新エネ車の販売シエアを50%以上に高める目標を掲げているが、目標よりも格段に早く新エネ車の浸透が進んでいる。新エネ車の販売シェアは23年には33%に達し、21年の14%から爆発的な伸びを示していた。
快進擊を続ける新エネ車と対照的に、海外自動車大手の中国現地生産車が主力としてきた従来型エンジン車の販売は苦戰を強いられる。かつて中国消費者に人気を博した韓国プランド車やフランス車はシェアを大きく落とし、多くのディーラー店が撤退せざるを得なくなる状況に直面している。
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