スタッフコラム

2021.04.02

スタッフコラム

ワクチン接種証明アプリ、中国で運用を開始


中国で出入国者が新型コロナウィルスワクチンを接種したかどうかを確認できるアプリの運用が3月8日始まった。まずは中国国民が対象で、中国外務省は各国に相互認証を呼びかけている。ニューノ-マル(新常態)下での人の移動再開をにらみ、一足早く国際標準化を目指す思惑もありそうだ。「防疫健康コード国際版」はテンセントの対話アプリ「微信」を通じて利用。ワクチン接種記録のほか、PCR検査と抗体検査の結果もQRコードを読み取って確認できる。外務省は「QRコード読み取りに必要な電子キーなどを各国に提供する」と利用拡大を促している。

中国政府は新型コロナの感染拡大以降、スマートフォンの位置情報などから感染リスクを判定する「健康カード」を普及させてきた。中国国家主席は昨年11月の20カ国・地域(G20)首脳会議で同コードの相互認証を提案。中国外相は2021年3月7日の記者会見で「主席の提案を具体化し、中国版の『国際旅行健康証明書』を発行する」と予告していた。


 
 

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