【香港初】介護機器レンタル施設は日本方式を採用！

【香港初】介護機器レンタル施設は日本方式を採用！

香港の新界・沙田に今月、中国香港では初となる介護機器レンタル施設がオープンした。立ち上げ香港社会服務聯会（HKCSS）が中心となって行なったが、在香港日本総領事館が仲介役となり、複数の日本企業が技術支援やレンタル機器の納品に携わっている。現在は試験営業の段階で、来年3月から本格稼働する予定だ。沙田・火炭に位置する新施設「楽齡科技清潔及保養服務中心」では、車いすなど介護機器の洗浄、メンテナンス、保管を一括して行う。施設側が機器の使用を希望する高齡者に会った上で、各自の症状や環境に応じた機器を貸し出す。貸出商品の情報管理からレンタルまでの工程は全面的に日本方式を採用しており、施設内での洗浄、乾燥、脱臭、殺菌などに当たって使用する器具も日本製だ。


日本と同様に高齡化が進む香港では、介護機器のニュースについても共通点が多い。施設関係者は「日本製品はアジア人の体形に合わせて作られているので、香港にそのまま取り入れることができる」と利点を話す。一方で、日本よりも狭い住宅事情から、機器の自宅への搬入やサービス提供に当たって工夫すべき点もあるという。新型コロナウイルスの收束後、日本にスタッフを派遣し研修を行う予定だ。施設のオープンに当たっては、同じ沙田地区に機器展示・レンタルのための専用センターも立ち上げた。


 
 

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