お部屋探しをするときに防犯対策ができているかをチェックすることも大事なポイントです!
深圳の治安が悪いというのは本当?
よく深圳は中国の中でも治安が悪い都市の一つと言われます。もともと深圳の常住者の9割以上が他都市から移り住み、顔見知りが少ないという背景や週末に香港⇔深圳間を越境する旅行者が100万人以上いるという人の流動性から「治安が悪い」というイメージにつながっているのかもしれません。
しかし実際はそうでもありません。外国人(日本人)が多く住む地域では中国の他の大都市における旧市街地より居住者層が洗練されています。また深圳の生活環境はすでに整備されており大都市中心部から離れたエリアにできた新興住宅地等と比べても格段に安定しています。
また日本人はもとより外国人にとって有利なのは深圳に「地元民vs非地元民」という構図がほとんどない点です。
深圳市民のほとんどは、いわば非地元民。見知らぬ者同士が互いに一歩引いて監視し合っているという都市文化において外国人として海外に住む常識を持っていれば、いわゆる中国的なトラブルに巻き込まれることも少ないと思われます。
隣家(棟)との間隔が狭いと側面(道路に面していない側)に設置された開口部(窓・出入口など)への周囲からの監視性が低くなります。また、そのような場所は物が煩雑に置かれており住環境の手入れが行き届いていない場合が多く、外階段・雨どい・塀などを足場にして侵入される危険性も高い状況となっています。
空家や留守の家に隣接する住宅は周辺全体の監視性が低くなります。それらに面した開口部から侵入される恐れもあります。
犯罪を企てる者はオープンスペースを下見や侵入経路に利用することもあります。
犯罪を企てる者が身を隠しやすく、また不審者がいても怪しまれにくいため危険性が増します。
斜面に建つ住宅は前面道路や周囲の住宅からの監視性が低くなる場合が多く、その高低差により塀や柵をのり越えて侵入されることもあります。
・塀や柵は見通しがよく乗り越えにくい構造となっている
・敷地の出入口(ゲート)には警備員が常駐し建物の扉はオートロックとなっている
・エレベーター利用の際は居住者専用カードが必要である
・共用部分やエレベーターホールにも監視カメラが設置されており管理体制も万全である
・不正解除や破壊等に対し抵抗力のあるものが使われている
・玄関ドアの鍵は入居時、新しくシリンダー交換をしてもらえる
・塀や屋上階段などから容易に侵入できる造りではない
・施錠設備やガラスなどで防犯性能が高められている
・屋上出入口の扉は居住者専用カードまたは鍵で開錠できるシステムになっている
侵入手口で最も多いのがガラス破り
特殊な金属工具を用いて解錠する手口
郵便受けや植木鉢の下などに隠してある鍵を見つけて侵入する手口
戸締りのしていないドアや窓から侵入する手口
空き巣にご注意! 外国人だけが狙われるわけではなく、春節などの大型連休で古里に帰郷する際、発生しやすい被害となっています。