駐在員生活費『首位香港』トップ10のうち６ヶ所アジア

駐在員生活費『首位香港』トップ10のうち６ヶ所アジア

 
米人材コンサルタント会社マーサーが６月に発表した2020年の海外駐在員生活費のランキングによると、シンガポールは前年から二つ順位を下げ5位となった。1位は前年と同様の香港、2位は五つ順位を上げアシガバート（トルクメニスタン）。3位は一つ順位を下げた東京だった。


 
マーサーは世界209都市について、住居・交通・食品・衣料品・日用品・娯楽など200以上の項目の費用を調査しランク付けした。4位はチューリッヒ、6位はニューヨーク、7位は上海、8位はベルン（スイス）、9位はジュネーブ、10位は北京だった。トップ10のうち６ヶ所がアジアの都市だった。


 
一方、駐在員生活費が最も安いのは前年と同様でチュニスだった。マーサーによると、今回の調査データは３月に収集されたが多数の赴任池で新型コロナウィルスのパンデミック（世界的流行）による物価の著しい変化はみられなかった。


 
またパンデミックがもたらした社会・経済的混乱によって「多国籍企業は海外派遣に代わる従業員のウェルビーイング（心身の健康）に焦点を当てたモビリティー制度の見直しが需要だ」と指摘した。全体的には各国通貨に対する米・ドルの上昇で米国都市の順位が上昇したという。


 
 

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