スタッフコラム

2020.08.29

スタッフコラム

香港の飲み物にまつわるエトセトラ


 
香港で歴史を誇れるものといえば、茶の文化が挙げられる。何世紀にも渡り茶館は町の社会と文化、商業の中心であり、1800年代イギリス人を香港に導いたのも、彼らが作った植民地を豊かにしたのもまたお茶であった。香港の近代はお茶と、それを生み出した文化の融合を礎にして築かれたと言っても過言でなく、現在でも依然として人々に愛されている飲み物である。「私達は一日中お茶を嗜みます。」香港茶協会の創立者であり会長であるウイング.チー.イップ氏は話る。香港にはモーニングティー、アフターヌーンティー、そしてレイトティーという文化があり、人々は夕方にさえお茶を飲みます。」


 
伝統的に香港の人々はプーアル茶や烏龍茶、緑茶を好んで飲んでいたが、イギリス人によって紅茶にミルクと砂糖を加えて飲む習慣がもたらされると、瞬く間に人々に浸透した。都市の体表的な飲み物、香港式ミルクテイーの誕生である。英国式のミルクテイーをアレンジして作ったことは明らかだが、砂糖とクリーミーなエバミルクを加えたこの濃厚なミルクテイーの正確な起源ははっきりしていない。インドのチャイを元にしたものだという説があるー方、植民地時代、イギリス人当局者の妻が建設現場で働く労働者達に提供したアフターヌーンテイーがその始まりだという説もある。いずれにせよ香港式ミルクテイーは1950年代頃までに、香港各地の茶餐廰やティースタンドなどで提供される飲み物の定番として、人々に広く親しまれる存在となった。


 
この香港式ミルクティーはインド産の茶葉を使って濃い紅茶を抽出し、練乳とこ混ぜ合わせてから、長く薄い布の袋で6~8回ほど濾して滑らかな飲み心地にするのが特徽であり、ホットまたはアイスで提供され、好みで砂糖を入れて頂く。朝食やランチと一緒に飲まれるだけでなく、英国のアフターヌーンティー文化に親しむ香港人の間では、労働の合間の午後のひとときにも欠かせないドリンクである。


 
 

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