貨物トラックの規制緩和 深セン一中国香港の物流速度短縮
中国広東省深セン市政府は、12月12日から中国香港との間の越境貨物トラックに課している「バブル方式」による陸上輸送措置を解除すると発表したバブル方式は外部との接触を遮断させるもので、物流業界からは「通行規制の緩和で物流の速度は少なくとも半日短縮できる」と歓迎する声が聞かれた。12日の中国香港紙·信報(電子版)が伝えた。
深セン市はこれまで、新型コロナウイルス対策として、中国香港と往来する貨物トラックの運転手が指定出入境拠点で貨物を積み替え大陸側の輸送業務は大陸ドライバーが引き継ぐ措置を講じていた。入境後に厳格な閉鎖管理を実施したため、越境陸上輸送に当たる中国香港側の運転手は約1万3000人から8000人未満に減少した。
中国各地でコロナ規制が相次いで緩和された流れで、深センも水際対策を一部見直した。ただ、中国香港の貨物運転手の入境に際しては、指定システム「跨境安」から事前申請する必要があり、原則として日帰りでの業務を求めている。抗原検査の陰性証明に加え、広東省が行動履歴を管理する「健康コード」で48時間以内のPCR検査の陰性証明の提示も義務付けている。
入境施設で検査を受けることも可能だが、陽性と判明した場合は8日以内の再入境を禁止する。また、入境後に「健康コード」の感染リスク表示が「黄色」になれば、厳格な閉鎖管理を行う。医療用マスクの着用が義務付けられており、違反した場合、運転資格が一時停止される。
中国香港政府トップは10日に出席した座談会で、「大陸との間で検査や隔離なしでの渡航は来年上半期に再開できるか」との質問に対し、「早くの実現を望んでおり、来年再開される可能性が高い」と回答した。12日の日刊紙·中国香港経済日報(電子版)によると、中国香港の個人の行動履歴やワクチン接種記録を管理するアプリ「安心出行」の使用中止を求める声を受け、同氏は医務衛生局と協議した結果、包括的な見直しを行うことができるとの結論に達したと明らかにした。
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