経営危機の中国恒大一部住宅で工事再開
経営危機に陥っている中国不動産開発大手·中国恒大集団は10月24日、広東省内の6都市で進めている10件以上の住宅プロジェクトについて、中断していた工事を再開したと明らかにした。住宅の完成と購入者への引き渡しを求める政府の要求を「全力で実行する」と強調している。
同社は販売中のプロデジェクトを6月末時点で1236件抱えるが、資金繰り難から多くの工事が停止状態と伝えられている。
恒大は対話アプリ「微信」の公式アカウントで、工事再開の様子を写真付きで紹介。同省深セン市などの一部プロジェクトは既に内装工事に入っており、間もなく引き渡すとしている。
同社は23日に未払いの猶予期限を迎えたドル建で社債の利息を直前になって支払ったもよう。ただ、29日には別の社債の利払いの猶予期限が迫っており、デフォルト(債務不履行)懸念がくすぶっている。
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