米マスタ-カ-ド 「人民元決済」許可取得
中国メディアが11月20日伝えたところによると、米クレジットカ-ド大手マスタ-カ-ドは、中国大陸における人民元決済サ-ビス事業に関する許可を取得した。中国人民銀行(中央銀行)が19日にマスタ-カ-ドの中国合弁会社に決済業務の免許を与えたと発表した。人民元の直接決済が認められた外資系カ-ド会社は、米アメリカン·エキスプレスに次ぎ2社目。
これにより、マスタ-カ-ドは中国銀聯の決済システムに依存せず、独自に人民元決済業務を展開することが可能になる。中国側には金融面の対外開放を印象付け、資本流入を促すとともに、人民元経済圈を拡大する狙いもありそうだ。
マスタ-カ-ドの中国合弁会社である万事網聯は、中国決済関連企業の網聯清算(北京市)側と設立。資本金は10億元(約210億円)。マスタ-カ-ド側が51%を出資し、同社のアジア太平洋地域事業部門幹部の凌海氏が会長を務めている。
国家金融監督管理局の李雲沢局長は7月に、マスタ-カ-ドのマイケル·ミ-バック最高経営責任者(CEO)と会談し、金融面の対外開放や、海外クレジット会社の中国事業展開などをめぐり意見を交わしていた。
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