中国の21年初婚者数 コロナ禍でピーク時の半数
中国国家統計局が出版した「中国統計年鑑2022」によると、中国では新型コロナウイルスの感染拡大やそれに伴う行動制限など厳しい抑制策などを受け、結婚や恋愛に対する意識に変化が起きている。21年の初婚者数は1157万8000人と前年比で70万8000人減。ピークだった13年(2385万9600人)の48.5%まで落ち込んだ。
地域別では、広東省が98万7400人と最多で、江蘇省や四川省が続いた。21年に婚姻届を提出したカップルは764万3000組で、03年以降初めて800万台を割り込んだ。
今年1~9月に受理された婚姻届の件数は544万5000組と前年同期比7.49%減。このほか、20年の国勢調査によれば、同年の初婚年齢は平均28.67歳。10年の平均は24.89歳だった。未婚化・晚婚化が進んでおり、少子化・高齢化も深刻化。中国の社会経済にさまざまな影響を与えるとの懸念が強まっている。
国家健康衛生委員会の専門家らは、結婚適齢期の若年層の滅少に加え、経済の発展に伴う急速な都市化の進行や高学歴化、女性の社会進出、価値観の多様化などが婚姻件数の減少や晩婚化につながったと指摘。新型コロナの影響による将来の経済的な不安や男女の出会いの減少などが、こうした傾向に拍車を掛けているという。
20年の中国国勢調査では、65歳以上の人口は全体の13.5%を占めた。婚姻数の減少が今後出生数をさらに押し下げ、将来的には労働力不足、少子高齢化の加速などにつながるとの危機感が高まっている。
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