中国の鉄道旅客輸送量、上半期はコロナ前の8割に
中国ニュースサイト、中国新聞綱が7月13日までに伝えたところによると、中国の鉄道綱を運営する国家鉄路集団(北京市)がこのほど発表した上半期の鉄道旅客輸送人員は13億6500万人と、前年同期比67%増加した。新型コロナウイルスの感染が広がる前の2019年上半期の水準と比べると、77%の水準まで回復した。
春節前後の40日間の特別輸送体制「春運」期間中の輸送人員は19年比4割減の2億2000万人にとどまった。コロナ流行再燃への懸念から、当局が出稼ぎ労働者らに帰省自肃を要請したことが背景。
その後はコロナの市中感染をほぼ抑え込み、3~5月の輸送人員はそれぞれ前月比70.24%増、15.32%増、4.64%増と回復が続いた。5月は2億9400万人と、19年の95.5%に達した。6月は前月比18%減の2億4000万人にとどまった。
4~6月期の1日当たりの輸送人員は前年同期比49.3%増の9.3万人。労働節連休(5月1~5日)期間中の1日当たりの輸送人員は1458万9000人と、19年の同期と比べても8.1%増えた。
貨物輸送では、石灰は前年同期比12.4%増の9億6100万㌧。中国と欧州とを結ぶ鉄道貨物便の運航本数は43%増の7377便。コンテナ輸送量は52%増の70万7000TEU(20フィートコンテナ換算)。
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