世界初の国際マングローブセンターが深センで開所
国際マングローブセンターの設立協定調印式が11月6日、深センで行われた。中国、カンボジア、マダガスカルなど第1陣となる18加盟国の代表が共同で協定に署名し、国際マングローブセンターの設立に向けた除幕式も執り行われた。
深センは豊かな自然資源に恵まれており、湿地面積は3.61万ヘクタールで、その保護率は45%に達している。また、マングローブの総面積は296ヘクタールあり、うち61%が自然保護地に組み込まれ、厳格的な保護が行われている。最新のデータによると深センは「第14次5カ年計画(2021-25年)」実施期間中、マングローブを15.48ヘクタール植林し、103.08ヘクタール修復したと報告されている。
昨年9月6日「ラムサール条約」常設委員会第62回会議において、世界初の国際マングローブセンターを深センに設立することが決定された。
国際マングローブセンターは、マングローブの保護と合理的な利用を目指し、交流と国際協力を促進する重要なプラットフォームとして機能する窓口となる。また、開放的かつ包摂的な協力性を持ち、共同建設が可能で、互恵・ウィンウィンのマングローブ及び浜海ブルーカーボン生態系の国際協力メカニズムを構築・健全化し、国連の持続可能な開発のための2030アジェンダの実行、人と自然が調和して共生する地球の構築を推進するために積極的に貢献していくものである。
カンボジア環境省のサンバンティ(San Vanty)常務国務秘書は、国際マングローブセンターは世界のマングローブ保護にとって重要な交流プラットフォームであることを示し、「中国はマングローブの面積が純増した数少ない国の一つです。深センも人と自然との調和的共生を実現した近代的な大都市です。マングローブ保全・再生の手本として、深センは世界に良い経験を提供しています」と述べた。
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