中国インターネットサービス大手「網易」売却益で19年は6割増強
中国ニュースサイト、全景網が伝えたところによると、米ナスダック市場に上場する中国インターネットサービス大手、網易(ネットイース)がこのほど発表した2019年通期決算は、純利益が132億7500万元と、前年比60.1%増加した。
越境電子商取引(EC)モールの「考拉(コアラ)」(20億ドル)や、電子書籍・コミック配信サービスの「網易文漫」(1億5千万元)を売却したことに伴う利益のかさ上げが寄与した。売上高は15.7%増の592億4100万元。
中核事業のネットゲームが全体に占める割合は73.7%に達した。
このうち「荒野行動」「第5人格」「三国」の3タイトルは、日本で順調にユーザー数を増やしており、今年は欧米市場の開拓に力を入れる。
ネット通販「厳選」と音楽配信サービス「網易雲音楽」、広告業務を傘下におく創新(イノベーション)部門は18%増の37億2千万元。
丁磊CEOによると、新型コロナウィルスによる肺炎拡大を受け、時差出勤・在宅勤務の実施に伴う関連費用が拡大。
広告収入が打撃を受けた一方で、春節連休中のネットゲーム利用の消費金額は例年を上回ったという。
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