デジタル人民元、深セン 工業団地で運用開始

デジタル人民元、深セン 工業団地で運用開始

中国人民銀行(中央銀行)が発行する「デジタル人民元」のシステム開発·応用に特化した工業団地（広東省深セン市羅湖区）で運用を開始した。第1弾として、情報技術サービスを手掛ける「上海華欽」など入居企業9社が集中署名式を行った。13日の香港紙·信報(電子版)が伝えた。
デジタル人民元産業振興に向け、入居企業には今後3年で総額1億元(約20億5000万円)の助成金を提供する。今後2~3年かけて関連産業チエーン50社の誘致を図り、営業収入20億元以上の達成を目指している。
深セン市では、中央銀行デジタル通貨(CBDC)の技術応用に向けた実証試験を着々と進めている。9月初旬に羅湖で行われた小売業者のイべントでは同市と香港の間でデジタル人民元の越境決済が行われた。

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