シャオミが日本上陸、高性能カメラ付スマホで日本市場参入へ
中国のIT機器大手のシャオミ(小米科技)は12月9日、日本市場参入で売り出す新製品を発表した。
5種類の高性能カメラを搭載したスマートフォンを販売。同社東アジア担当ゼネラルマネージャーのスティーブン・ワン氏は東京都内で記者会見し「来年には(次世代通信規格の)5Gへの切り替えが始まる日本市場に大きな変化をもたらすことができる」と強調した。
シャオミは2010年創業。低価格帯スマホやIOT(モノのインターネット)に対応した家電のグローバル展開で急速にシェアを高めてきた。来年春に予定される日本での5G商用サービス開始を前に「革新的な次世代のスマホ」で認知度拡大を図りたい考えだ。
スマホ新製品はネット通販大手アマゾンなどを通じて売り出す。1億0800万画素のカメラを搭載し価格は5万8080円。シャオミが手がけるウエアラブル端末やIOT対応の炊飯器など計5点も年内に発売し、IOT機器を継続的に投入する方針。日本のスマホ市場は現在、首位の米アップルが約4割のシェアを握る。2位以下はシャープや富士通などがしのぎを削っており、シャオミの参入で一段と競争激化が予想される。
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