【アリババ】中糧集団と交涉、フーマーなどを売却

【アリババ】中糧集団と交涉、フーマーなどを売却

中国電子商取引大手アリババ集団(浙江省杭州市)が傘下の生鮮スーパーチエーン「盒馬鮮生(フーマー・レッシュ)」や大型スーパー「大潤発(RTマート)」の売却を巡り、国有農産物商社の中糧集団との交渉を進めている。複数の関係者が中国新聞社傘下のウェブメディア「中新経緯」に明らかにした。
アリババ社内では中糧集団への壳却案がほぼまとまっており、売却金額はフーマーが200億元(約4100億円)、大潤発が100億元となる見込み。創業者の馬雲(ジャック・マー)氏が最終的な判断を示す見通しという。アリババは蔡崇信(ジョセフ·ツァイ)会長と、呉泳銘(エディー・ウー)最高経営責任者(CEO)の新経営体制の下、非中核的な不採算部門を整理する一方、電子商取引関連セクターへ焦点を移している。

蔡会長は先月の決算説明会議で、業績不振にあえぐ実店舗小壳り事業について「アリバパの中核として注力する事業ではなく、撤退は合理的な一つの選択肢」と売却の可能性を示唆。一方で「現在の市場状況を考慮すると、撤退の実現には時間がかかる可能性がある」とも述べベていた。
3月に入り、中国各地でフーマー店舗の撤退が相次いでいる。フーマーはこれについて、契約期間満了や入居するショッピングモールの来店客減少が理由と説明している。フーマーは現在、中国各地で360以上の店舗を展開している。


 

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