肥満症薬、中国で承認最大の「肥満大国」
デンマーク製薬大手ノボノルディスクは肥満症治療薬「ウゴービ(一般名セマグルチド)」が中国で承認されたと明らかにした。ウゴービが発売されるのは12カ国目、アジアでは日本に次いで2番目となる。同社は3月、中国で承認された場合、まず自費購入者に焦点を当てると述べていた。
中国は太り過ぎや肥満の人が世界で最も多いと推定されている。2020年の中国の公衆衛生調査によると、太り過ぎの成人の数は30年までに5億4000人に達すると予測ている。2000年比で2.8倍の增加となる。肥満の人の数は7.5倍の1億5000万人に急増すると見込まれている。
しかし中国では肥进症治療薬の先行者利益を得られる期間は短可能性がある。ウの主成分であるセルチドの特許は欧州日本では31年、米国で32年だが、中国では2年足らずで切れることになっている。現地の医薬品メーカーはジエネリック医薬品(後発薬)の開発にしのぎを削っている。
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