中国の婚姻件数17万8000組減
中国メディアが伝えたところによると、中国民政省がこのほど発表した2024年1~3月の婚姻件数は196万9000組で、前年同期(214万7000組)から17万8000組減少した。23年に見られたウィズコロナ移行による婚姻件数の反転上昇効果が徐々に薄れつつあることが示された。24年は通年でも再び前年割れとなる可能性が高い。
中国の婚姻件数は晚婚化や価値観の多様化などで14年以降年々減り続いていた。しかし、23年は3年間の「ゼロコロナ政策」が終わったことを受け、768万組と前年の683万5000組を上回り、10年ぶりに増加に転じた。
ただ、1979年に導入された「一人っ子政策」は廃止されたものの、結婚適齢期の男女比は依然として均衡がとれておらず、婚姻件数が継続的に減少する傾向は変わりそうにない。激しい競争社会を背景に若年層の結婚に対する意欲は低下しており、この傾向はさらに強まる見込み。人口学専門家の何亜偉氏は、結婚適齢期の人口が少なく、晚婚化が婚姻数の減少をもたらしたと指摘『中国国勢調查年鑑2020」によれば、1980年代生まれの人は2億1500万人だったが、90年代生まれは1億7800万人、2000年代は1億5500万人まで減っている。結婚適齢期の20~40歳では男性が1752万人多く、男女の人口差が婚姻数の減少に追い打ちをかけている。こうした構造的問題は、中国の今後の人口動態を大きく左右するという。中国の平均初婚年齡は20年に男性29.38歲、女性27.95歲と、10年からそれぞれз.63歲、3.95歲上昇した。中国での結婚には持ち家やマイカーなどを用意するのが一般的だが、高騰してきた都市部の住宅価格は一般労働者の手が届く範囲をはるかに超えている。農村部では女性が足りないせいで、男性側には多額の結納金が求められる。婚姻数の減少には打つ手がなくなっている。
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