中国バスケ協会が提訴「ビリビリ」の無断配信で

中国バスケ協会が提訴「ビリビリ」の無断配信で

中国メディアによると、中国バスケットボール協会(CBA)は、動画配信大手ビリビリの運営会社(上海市)が中国プロリーグの試合映像を無断で放映したとして、同社側を相手取り4億600万元(約82億円)の損害賠償を求める訴えを起こした。中国でスポーツに絡む放映権侵害をめぐる賠償としては過去最高額という。


CBA側が北京高級人民法院(高裁)に提出した訴状によれば、ビリビリ側はCBAの映像281点と関連映像416点を許可なしに放映。CBAは同シーズンの試合については勝訊(テンセント)や優酷など動画配信3社放映を認め、それぞれ1億7000万元で契約している。


姚明CBA会長は「最終的に請求額を受け取れなくても、ビリビリは小さくない代価を支払うことになる。著作権を侵害する企業に対し警告になり、著作権の保護にもなる」と主張した。


中国版「ユーチューブ」とも呼ばれるビリビリは1ヵ月の平均アクティブューザーが3億人近くに達する。過去にもたびたび著作権侵害で訴えられており、18年に米ナスダックに上場して以降も、テンセントや愛奇芸などから提訴されているという。


 

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