第3回「友和カップ」中日友好リレーマラソン大会
去る2024年6月16日(日)、広州海珠国家湿地公園にて第3回「友和カップ」日中友好リレーマラソン大会が開催された。第2回開催時の15チームを上回る、20チームの112名出場選手及び関係者を含んだ約200名が参加した同大会。近隣国同士がお互い励まし駆け抜ける意味の「凝心聚力 共赴未来(一丸となって、未来へ駆け抜けよう)」というスローガンのもと両国のチーム及び選手たちはお互いの健闘を誓い合った。
ここ3カ月は連日の大雨が続いた広州。この日の天候も不安視されるなか、ぶ厚い雲に覆われていたがお昼ごろから雲の隙間から太陽光が差し込み気温が上昇すると予想されるなか、112名の選手が一同に整列。粛々と開会式が行われた。広州走友会でHチームの小野好樹氏が開会の挨拶を行い、そのあと準備運動を開始。
今回のレース規定は、2時間という枠の中で1チーム最大6名の選手たちが2名同時に出走し、1周2.2㎞の湿地公園内を規定の2時間内にどれだけ周回を重ねることができるかを競うレース。途中何度も交代できるため各チームの選手たちは1周ないし2周ごとに交代を行い体力を温存する作戦を取った。ただし、一緒に走る両選手のタイム差は10秒以内というルールもあるため、走行中の個人技よりチームワークの判断が要求される。高温多湿となったこの日、優勝を目指すチームと選手たちは知恵を絞り作戦を考えていた。
体力と脚に自信のある選手が揃うチームでは1人で何周こなす選手もいた。バトンを他選手に渡し一旦走り終わった選手たちは、主催者が用意した食事を取りスポーツドリンクを飲んで次の英気を養った。
選手一人一人が無事に走り終え次の出走に支障をきたさないように、救急車1台付きの医療班を常駐させたり、1㎞地点で補給ポイントを設置。走行中も軽食の差し入れや救助サインが出たときはすぐに医療班に連絡するなど万全のサポート体制を確立。もちろん、走り終わったあとの選手をケアするためにマッサージエリアやアイシングエリアを用意。参加者全員誰一人として落伍せず周回を重ねることが出来た。
1周ごとに選手交代ができるため自分の持ち前のスタイルで軽やかに走る選手や選手交代で起こる熱い掛け声で奮起する選手、途中から速度を上げて他チームを突き放す選手など参加選手たちのさまざまな顔が見られた同大会。
この大会の動画を見ると、一生懸命走っている選手に向けて精一杯の声援が送られる。
「がんばれー、加油!」。
この光景って走っている本人にとって内心恥ずかしながらも非常に嬉しい。大人になってから分かるけど、平日の仕事や過程で上司や同僚、部下を誉めることはあっても逆に誉めらる機会は減ってしまう。人によっては成果を出しても何も言われなくなれば、悶々とすることもあるだろう。
しかし、今回の大会では、自チーム、相手チーム、同行した家族たちから温かい声援を送られるシーンがいくつもあった。人というものはおだてられれば頑張ってしまう。一生懸命走っているとき浴びる声援は疲れているときは走行に集中しているため頭に入ってこないが、ゴールを終えたあと駆け寄ってくる仲間たちの姿を見ると、ジーンと目頭が熱くなることもある。
誉められる機会の減った人達にとって、今回の大会は自分たちの頑張りが肯定された忘れられない1日だったことだろう。
長いように感じられた2時間も気がつけばあっという間に終わり、周回を重ねていた2名の選手たちは次々とゴール。なんだか空の雲行きが怪しくなりはじめたが、完走したチームたちの喜びもひとしおだった。
2時間に渡るデッドヒートを制したのは
実質最終周回数13周、1時間52分52秒のB:深広友情跑団で2位の
C:穂深城際隊(1時間53分28秒)より30秒引離したタイムだった。3位には
広深Eagle(1時間55分23秒)が入り、各チームがそれぞれ順番にゴールした。
参加紀念賞①(F:広和深跑団、H:広深クインテット、E:広深龍酔疾風隊、I :高品質基板の四会富仕、D :対不起我的中文不好、A:猛友クエスト、K:GZB、R:友誼隊、アルファベット順)
参加紀念賞②(L:JSGチーム①、M:JSGチーム②、S:友和生活隊、P:賽嘉跑友、Q:JAL CAN 心身鍛錬部、O:YUWA SAMURAI SUZUKIS、N:YUWA Running Bar 選抜隊、アルファベット順)。
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