月裹侧土壤、地球へ帰還機に格納

月裹侧土壤、地球へ帰還機に格納

月の裏側で土壤試料を採取して飛び立った中国無人探査機「嫦娥6号」が6月6日、月軌道で待機する機体との合体に成功し、地球に戻る準偏が整った。月の裏側の土壤を持ち帰ることに成功すれば世界初となる。

採取した土壤を帰還機に格納する作業も成功。タイミングを見計らって月軌道から離脱し、今月下旬に帰還機が内モンゴル自治区の着陸場に落下する段取りだ。中国は2020年、月の表侧の土壤1.7㌔を採取して地球に持ち帰っている。

中国は19年、世界で初めて月の裏側への探査機着陸に成功した。裏側は地球と直接の通信ができないことから、通信衛星で中継する必要がある。

 

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